このハナシはね、本来ならばボクと一緒に飲んで饒舌になったところで、3割増しくらいで聞いて欲しい話なんだな、、、本当は(笑
過去に合コンやらで絶対にハズさないハナシのひとつとして、引き出しの奥に仕舞ってある十八番なのだ。
ではいくよ。
今から遡ることウン十年も前。
ボクが高校一年生の時のハナシね。
クラスメートに今回の主人公である "遠藤クン" がいた。
彼の父は市内中心部にあるデパートの土地・建物を賃貸しているほどのお金持ちでね。
当然、彼はその御子息だから、皆とは一味も二味も違ってたよ。
いつも Mens BIGI だの コムサデドーモ なんて当時はまだ誰も聞いたこともないような服で身を包んでいたよ。
…ボクはその頃、胸に薔薇の刺繍の入った服がお気に入りだったよ。
まあ、そんな彼は "街のファッションリーダー" なんて呼ばれて雑誌にも出たことがあったな。
…ボクは "A" と言う名で新聞に出たことがあったケドね。
ある時、学校で服装チェックなるものがあったんだ。
制服・髪型なんかを担任が一人一人、校則違反が無いかチェックするんだけど、
いつも決まってパーマだの太いズボンだの履いてる不良が対象。
そこでね、ひとりのオトコが担任に言ったんだ。
「遠藤の "モミアゲ" がネエのは可笑しくねえのか?」 って。
校則にはモミアゲがなくてはならないことになっているのだが、、、
この遠藤クン、当時、流行の "YMO" を意識してテクノカットだったんですね。
当然、モミアゲ部分を落として真一文字にカットしてたんですなぁ。
それを見た担任は、、、
「遠藤、モミアゲを落としちゃいかん! 作ってきなさい!」
と、言ったんですね。
「…作ってきなさい!」
と確かに言ったんですなっ。
性格が人一倍マジメだった彼は、先生の言うことをしっかり聞く素直な生徒だったんですね。
その時の、イメージ図を "Rush画伯" が再現します。
先生に注意される前の "YMOカット"
"Rush画伯" 相変わらずイイ味だしてます♪
で、
先生にモミアゲ作ってきなさい! と言われた後の "遠藤クン"
二科展に出すかなぁ?
リアルに現物を見てる僕達クラスメートは、毛が生えるまでの間、笑いを堪えるのに必死でしたデス。
今の子供達(生徒)じゃあ、有り得ないだろうなぁ。
いい時代でしたね♪
そうそう、担任に忠告した一人のオトコ。
16歳のボクですが、、、何か?
今日も気持ちよく酔ってます。
オヤスミナサイ。