昨夜捲いたモンカゲパターンをFボックスに忍ばせて、お気に入りの川へ。
一投目から反応があり、すかさず合わせると心地よい感触と共にショートロッドが弧を描いた。
大型連休も終わり、疲れきった人間様とは対照的に、今にも降りだしそうな空の下、岩魚は元気だった。
連日の雨で御馳走が流れてきたのだろう・・・どの魚も腹が膨れていた。
モンカゲはフライボックスから出ることはなかったが、今まで何年もFボックスの片隅にいた薄黄色のストーンで半日過ごせた。
日中でも薄暗い場所に住むこいつは、冬に取り残された衣装を纏って。
人里離れた山奥。人間の方が立場は低い。
初めて僕に大きい魚を釣らせてくれた川。
行けば必ず裏切らない川。
それでも一シーズン、一度か二度行くか否か・・・
・・・大切にしたいから。
秘密の川。
ひとつくらいあってもいいよね。
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